9月のフィンランドにて ①

そろそろフィンランドのことを書こう。
今回の訪問で場所として一番心に残ったのは
ヘルシンキから船で15分くらいに位置する、
スオメンリーナ要塞である。
後になって調べると世界遺産に登録されているようで
さすがだなあというたたずまいであった。
4つの島を橋でつないだエリアに
博物館、美術館、ショップ、などが要塞の中に配置され、
素敵なカフェやレストランもあり、
非常に落ち着いた空間を作っている。
いい風に吹かれて時間がゆっくりと流れる。
ああやっぱり来て良かった!と満喫していると、
どかどかと中国人の団体が現れた。
気分は真っ逆さまにダウンする。
個人的には中国人に対してなんのうらみもないが、
団体になって行動する時の彼らの傍若無人ぶりは
ちょっとひどすぎる。
旅行するということはホームではなくアウエイにいる
ということであり、
このような素晴しい静寂の場所では
それなりの心使いが必要なのだ。
しかし彼らは世界中どこでも自分が中心であると考える。
昔かのJALパックが盛んなころ
日本人も同じように世界中に嫌がられていた。
だから一方的に責めることは出来ない。
早く彼らもそのことに気づいてほしいと思う。

shinya