大阪ウオッチング ⑨ おっちゃんも負けてない


ある人に私の記事は堅過ぎるといわれたので、こんなん書きます。
先日近所のフレストというスーパーに行きました。
あんまりこの名前にはお目に掛りませんが、
なんでも京阪電車系列なのだそうです。
私はソバのトッピングにとかき揚げを一つだけ買ってレジに並びました。
私の隣のレジには年配のおじさんが並んでいます。
やがておじさんの方が先にピッピーと勘定が始まりました。
ひまなので私はそれを眺めていました。
おにぎりやらうどんやらがありどうやらおじさんは一人暮らしのようです。
最後にほうれん草がひと束残り、どうやらそれには値段が付いていない様子。
レジのお姉さんは彼に尋ねました。
「お客さま、これは?」ほうれん草は袋に入っているわけでもなく裸のままです。
彼はよどみなく答えました、「あーそれはもらったんや」
私の目は即≪点≫です。
“このシチュエーションでそれはないやろ”
私は心の中でそう呟きます。
お姉さんはこまった様子で尋ねました。
「あのーお客さま、どちらの方に〜?」   彼は答えました。
「あーいつもここに来てるおっちゃんにや。」
私は思わず突っ込みそうになります。“誰やねん、そのおっちゃんて?”
そのうちに私の順番が来て支払いも終わってしまいました。
もっとゆっくり聞いていたいのですが、私のような小市民にはそんな恥ずかしいことは出来ません。
すでに3人に膨らんでいるレジうちのお姉さんに向かって
「そんなら何か、わしが嘘をついているとでも言うんか?」
と怒鳴っているおじさんを残して私は立ち去りました。
あの後どうなったのかなあ、やっぱり知りたい。
こんど結果報告をフレストで聞いてみよっと。

shinya