大阪 街ウオッチング ③

大阪の南森町の角に有名な靴屋さんがある。何の変哲もない、普通の靴屋さんがなんで有名か。
それは店の看板のコピーにある。
もう何十年も前から同じ文句のテントがあるのだ。
その文句は≪店じまい≫。  なんなん?  でもそれが有名になって場所の説明するのに役立つのだ。大阪人はほとんど知っているから。
そして、ある作家がその店の事を書いていた。
 
  友人が一度その店に行ってみた。普通の靴を普通の値段で買い、
  「おっちゃん、この店、いつ店じまいすんねん!」
「お兄さん、うちは毎日、店、しもてまっせ〜」
  あとの言葉が無かった。
  すばらしいユーモアにもう一足かったそうだ。


これには私もうなった。素敵な大阪〜、と思った。そして昨日そこを通った。目が点になった。テントの上に垂れ幕が。
《もうあかん! やめます!》
おお〜 ほんまに止めるんや。寂しいなァ  大阪の名物が一つ消えた。

しばらく走ったらすごい看板が。


またまた大阪の新人看板発見。嬉しい〜。
                    M.Y