もう少し何とかしたい、天王寺動物園

昨日、天王寺動物園に行って来た。
目的は今月末から予定している、
「アリガトウ、ヒーちゃん展」の準備の為である。
彼の作品は全て動物をかたどったものなのだが、
実は彼はこの動物園で長い間、飼育の仕事を
していたのである。
だから作品の像はあまり大きくはないのだが、
実に表情豊かに描かれている。
特にゴリラさんなどは、たくさんある中で、
妙に自分に訴えてくるものがあり、
思わず私は先に予約済みのシールを貼ってしまった。
あいつは私に選ばれる運命だったんだなあ。
そんなことを考えながら動物園を歩くと
こんな看板を見つけた。

霊長類達はこんなに豊かな表情をするというのか!
確かに笑ったりするように見えるが、
それは人間が勝手にこじつけているのではないの?
と疑り深い私は思っていたのだが、
今日の朝のニュースを聴いて驚いた。
京大のかの有名な霊長類研究所が、
あるサルの生態を研究した結果、
母親の仕草や表情が、
自分ひとりの時と子供がそばにいる時と較べると、
3倍くらい長さが違うそうなのである。
やっぱり彼らはすごいのである。
というわけで改めてこの看板である。
最近の人間様はこのイラストのように
表情豊かな顔をしているのだろうか?
どうもそうでは無いような気がする。
兄弟であるおサルさん達を見習って
もう少し表情を豊かにすれば、
この世の中、もう少し住みやすくなるのではと
思った次第であります。

shinya