秋の扉が開いたよ

窓を開け放つ
光を連れて 風が流れ込む
風の中に、微笑むような香りが滲んでる
あっ これは金木犀
思わず深呼吸をした
胸いっぱいに広がる香り
目を閉じる
身体ごとその香りに溺れて行く
                                       金木犀になる私

                                       お隣の庭の金木犀だ
                                       毎年の秋の便り
                                       借景ではなくて借香だなぁ
                                       お隣さんに田舎から届いた柿を持って行こう
                                       ありがとう を載せて

                                                             M・Y