名もしらぬ 遠き島より


喜界島がら嵐がやってくる。
といっても突風が吹くわけでもなく豪雨にさらされる訳でもない。
ましてやアイドルグループでも無い。
やってくるのは喜界に住む古い友人である。
都会に住む私にとっては彼らのすることなすことが面白い。
だが一つちょっと困ることがある。
喜界語が私にはすっと伝わらないのだ。
今回の彼らの来訪にあたり電話で何回か話したのだが、言葉の違いがある上に、
電話が掛かってくるのはいつもお酒が入ってからであり、
私はうんうんとうなずきながら
実際には半分も理解していないのだ。
無事大阪にたどり着いていればいいのだが、まだ油断は禁物である。
でもきっと楽しい思いでをいっぱい運んでくれると私は楽しみにしている。

shinya