ハワイよいとこ一度はおいで♬  ⑥

やっとボルケーノハウスにたどり着いたのは5時過ぎだった。
ホールから見えるボルケーノの見晴らしは雄大で、私は思わず全面ガラス窓にはりついた。すばらしい! なにはともあれチェックイン。部屋は? 二階や
んか。車椅子での予約なのに…と言うと、マスターはOKサインで指さした。見ると昇降機が付いている。嬉しいよ〜 何度も上がり下りするので慣れないチップを渡す。若い係りの人はニッコリ笑って受け取らなかった。ありがとう。聞くとディナーは8時からとのこと。すこし外を散策に。外に出てみると見渡す限り、自然の荒野。ボルケーノ火山の周りからも、あちらこちらから煙が(蒸気が)幾筋も立ち上っている。地球の鼓動が目の前に広がっているのだ。日本だったらすぐ売店を建て、幟旗を立て茹で卵を売るだろうなァ。、

ホテルの庭は夕陽にかがやいていた。ぐるりと反対側に回って見る。そこはジャングルのよう。

ゆっくり巡ると硫黄の臭いがする。きっと恐竜達もここを闊歩していたのだろうなァ とその気になった一枚です。ガオ―

これは夕陽の射すレストランだが夜8時のディナーにはライトを消し、赤く燃える火口の息遣いを見ながらの食事だった。忘れられないディナーになった。
                               M・Y