南に向かいかなり走ったのだが、
ボルケーノ公園入り口あと5キロとかいうたぐいの標識は
まったく出てこない。
国道沿いに小さく地名は出てくるのだが
そんな地名は地図には出てこない。
どのへんを走っているのかわからず
どんどん不安になる。
誰かに聞きたくても人は歩いていないし、
コンビニなんかありゃしない。
いいかげん走ったところでやっと小さな町を見つけ
ガソリンを入れて道を聞く。
どうも私はボルケーノ公園という溶岩で出来たモニュメントを
入口と勘違いして、
その周りをいったりきたりしていたようである。
やっとホテルにたどり着いたころには
空はオレンジ色になっていた。
普通ならヒロから1時間そこそこの行程で着く所を
数倍の時間がかかっている。
でも暗くなるまでに着けてよかった。
ボーッツと闇夜に怪しく光る溶岩口を見ながら
夕食で飲んだシャルドネは実にうまかった。

shinya