神様最高!

今近所の川沿いは錦織りなす風景になっている。言葉に出来ないくらい美しい。
今まで同じような木々だったのにみんな違った色で自己主張している。炎えるような赤。痺れるような黄色。心が締め付けられるような茶色。そして、深緑や薄緑。
君達今まで隠してたのね。こんなに複雑な装いが出来るのに隠してたのね。
素晴しいセンスで並んでるのね。最高の配色やんか。春の溢れる色とは違い、熟れた果実の完成された赤も、パワーを抱きしめた焦げ茶もあり、その上には刻々と変わって行く空の青がある。
いったい本当の色って何色あるのだろぅ。
帰ってから吉岡幸雄さんの“日本の色彩辞典”で調べてみた。
赤104色 紫46色 青60色 緑57色 黄36色 茶107色 黒と白53色 金と銀3色 合計466色あった。

これが今、全部日本の山々、村々、街町に溢れてる。
誉める言葉が足りないと思った私はほっとした。
だって、466色を表現できないよ。
でも、それでいい。ただ、色にうずもれていればいいのです。
そして、ただただ神様のセンスの良さに恐れ入っています。
                             M・Y