小諸なる 古城のほとり ① 

小諸に来たのは一つ目の台風が去り、二つ目の台風が沖縄に居座っていたときだった。
ひょんなところで、ひょんな人と知り合い、ひょんな話からその人に付いて小諸にきてしまったのだ。
その隣街の上田市には、私が子供の頃大変お世話になった小宮山量平氏の資料館がある。
その存在を知ったのも、ひょんな人のお蔭なので、その人にひっ付いてきた。これは凄い運命的なこと。ひょんな出会いが無ければこの資料館には来なかっただろう。

大昔、私は詩を書いていた。
本当に子供で、私の口づさむ言葉を綴ると詩になっていた。らしい。
それを児童詩誌“きりん”に送るといつも選ばれ、誉めてもらった。
その“きりん”の編集者が小宮山量平氏たった。
小宮山さんは3年前に亡くなられた、とのこと。もっと早くお訪ねすれば…ああこれも運命。残念である。
先生・ごめんなさい 
M・Y