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花火

何年も前から行ってみたかった。でもそこは大混雑で近寄れない所で、ずっと見るのさえ諦めていた。
それはPLの花火だった。
そのことを知ったshinyaはんは「今年こそ見よう〜」と近くのビルを探しに掛かる。そしてとうとうハルカスのレストラン街に注目。一軒ずつ南側に窓のある店を探すが全て予約で一杯。次にいつも行くカフェに行ってみる。そこは17階なのでバッチリ見える、のだが既に満席。展望台も700人くらい詰めかけているとのこと。皆凄いね!!! とびっくり。「もう帰ろぅ」という私「いいや、大和川の堤防やったら見える。今から行くで」とのたまうのだ。
早くから席取る人も凄いけど、あんたも凄いで〜、と感心し、呆れたし、少し感動した。
大和川の土手にも人はいた。ちょっとした空き地に車を止め、一息ついた時、暗い夜空に光の花園が燃え上がった。
ドドドドという音が地鳴りのように響き硝煙の臭いが漂ってくる。
暗い夜空に繰り広げられる花火の様は、それはそれは見事だ。
大輪のひかりの花が開き、それから轟が聞こえ、それから風が匂いを運ぶ。
ここで充分。これで充分。  最後までみた。真夏の始まりだ。
花火は美しく浮かび、消え、夜の闇に戻り、また揚がる。
花火は美しい、それにも増して寂しく悲しいもの。花火の中にあちらの世界に逝ってしまった人を思ってしまう。
私達はここに居るよ。 見えますか。 もうすぐお盆だから帰っておいで と呟いてしまう。

お盆には大好きな線香花火をしよう。    M・Y