高梨さん今度は笑顔を見せてね



今回のオリンピックで注目していたのは
二人の十代選手だった。
一人はジャンプの高梨沙羅
もう一人はハーフパイプ平野歩夢
二人とも金メダル候補だった。
二人とも抜群の実力を持つという点では一緒だったが
大きな違いがあった。
それはインタビューに対する発言である。
高梨さんは律義にこれまでお世話になった方に
恩返しをしたいということを繰り返した。
それに比べ平野さんは常にオリンピックが楽しみであることを
強調した。
結果は明暗がはっきりと出た。
試合後のインタビューで
高梨さんは今まで応援してくださった人々に
申し訳ないと涙を流した。
平野さんは「全然緊張とかしなくて
 メッチャ楽しかった」と言ってのけた。
この差は大きかった。
誰かが一言「もっと楽にいけばいいよ」
といってあげればよかったのになあ。


shinya