この3日間の凄い事‼ 二日目

思いがけない来客があった。 五月に『結婚しました』とハガキを貰っていたカップルが訪ねて来てくれたのだ。大きな彼と、小さな彼女。  以前から知っていたのはちっちゃな彼女の方で、幾度となく人生の荒波をくぐりながら生きて来た彼女なのだ。頑張って、頑張っていた時の彼女しか知らなかった私は、いまここで彼に甘え切っている姿が嬉しかった。本当にマシュマロのようで、以前の彼女が思い出せないのだ。瞳がきらきらしている。彼を頼り切ってる。堂々と甘え切ってる。  心底“良かった!”と胸が震えたよ。
私は彼女の母でも無いし、身内でも無い。でも彼女を愛しいと思う。私と同じ痛みを抱えているからかも知れない。
以前の隙の無い女性はいない。隙だらけだし緩々(ゆるゆる)のセーターをザックリと羽織っている感じなんだ。  よかったね。これで良いんだよ。 その隙間から人生の幸せが沁み込んで来るはずだよ。笑いなさいね。大口あけていいんだよ。もう、踏ん張らなくても良いよ。
私は極自然に「△△君、OOちゃんの事頼みますよ」と言ってしまった。
「任せて下さい。OOちゃんは僕が守ります」だって。
いいねぇ。若いっていいねぇ(そんなでもないね。40だもの)
この日も魂の輝きと愛の実りを見た一日だった。        M・Y