この3日間の凄い事‼ 1日目

6月28日(金)フェスティバルホールでの佐村河内守のコンサートに行く。
ホールは満席だったがいつもの雰囲気とは少し違っていた。理由は、みんな佐村河内守という人物のこれまでの軌跡を充分に知っていて、ホールに足を踏み入れた時からすでに感動の準備が出来ているのだ。
私の隣の方は三人で来ておられ、シートに着くなり「さあ、頑張って感動するよ」と気合をいれていた。それほどまで彼の存在だけで感動している。
『HIROSHIMA』と言う曲はまだ聞いていないのに…。
交響曲第一番“HIROSHIMA”は壮大で力強かった。指揮者のアレクサンドル・ア二シモフのドラマチックな表現で、音楽が放つ強烈なエネルギーを体感させて貰った。
第一楽章“運命” 第二楽章“絶望” 第三楽章“希望”だと他人は言う(彼はそのように発言した事は一度も無い とのこと)。
感じ方は自由だとしたら、私の心に響いた第三楽章は“許し”だと思った。
あぁ私も許せない人がいたなぁ。許しが希望に繋がって行くような感動を覚えたのだ。
人間の、魂の凄さ、輝きを感じた日だった。
                     M・Y