映画を観て考えたこと


久しぶりにテレビでタイタニックを観た。
前半が過ぎ、船が氷山にぶつかり悲劇が始まる。
その頃になると津波の画像がどんどん
頭の中にフラッシュバックされてくる。
我々のようにテレビの映像でしかみていないものでも
これだけはっきりと蘇ってくるのだから、
実際にその場でいた人々には
どういう影響を与えるのだろうかと危惧してしまう。
もちろん映画としての素晴しさは時を経た今でも変わりないが、
例えば子供達に不用意に見せるのは
ひょっとして刺激が強すぎるのかもしれない。
もう一つ思った事がある。
震災発生当時、「我々に何が出来るのか?」という疑問が
キーワードのようになった。
この映画の中でも色んな人物像が描かれている。
その瞬間まで聖書の教えを説く聖職者、
パニックの中演奏を続ける音楽家
暴徒と化した人々を必死で抑えようとする警務官、
結局は自分の得意な分野で出来ることを考え、行動するのが
早道なのかもしれない。

shinya