北紀行


震災地へ行って来た。
ずっと行きたいと思っていた。
最初に仙台空港に降り立ち、海岸線に向かった。
空港と海とは目と鼻の距離であり、
あっと言う間に津波は押し寄せたのだと思える。
テレビで繰り返し放送された空港には
全くその跡形はないが、
すこし海岸線を走ると瓦礫の山があちこちに
残されたままである。
流されて内陸に乗り上げたままの舟は非日常の姿をさらし
圧倒的なパワーを見せつける。
塩釜に向かい、昼食を「すし哲」というお鮨屋さんで取った。
この付近では2m10cmまで水位が上がったそうであり、
写真で板前さんが指さしている位置がその高さである。
(板さんご協力ありがとうございます)
この「すし哲」さんは震災後
わずか一か月足らずで再開に漕ぎ付けたそうである。
自然の力も巨大であるが、
それに負けまいと立ちあがる人間の力も
相当なものだと思う。
天然物だけを扱うここの寿司は
晴々としてうまかった。
shinya

2m10cmを指差しているカワイイ男前の板前さん。魔法のように素晴しいお鮨を握って戴き有難うございました。お鮨が輝いていました。
美味しくて泣けそうでしたよ。今回の旅で一番のおいしさでした。ありがとうございました。
今後の、皆さまの幸せをお祈りしております。
      mineko