炎のような日本の美

サンダーバードというカッコいい列車で金沢に行った。途中でトンネルを過ぎるたびに雪国を通過。
この分だと金沢は物凄い雪だろうなァと思いきや金沢の街はうっすらとした雪化粧だった。でも空気は鋭い冷たさで心地良い。
朝9時に出発しお昼前にはもうついている。早いのもええけど昔みたいに駅弁を食べたかったなァ といいつつフランス料理を食べる 、この矛盾。
しかし、加賀野菜の美味しさはびっくりだった。
  私は加賀へ来たのは3度目だけど雪の季節ははじめてだ。兼六園の雪景色は気高さを感じた。松の木々を守るための雪つりの美しさは特別で、心が洗われる思いがした。
雪つりは竹を細く裂いたものでしているとばかりおもっていたが、ロープだったんだ。
どんな大雪でもやってこい! この木を守ってやるぞ! と抱え込んでいる。ずっと伝わって来た技の力が金沢の冬の中、燃え上がっている炎に見えた。
                                                             M.Y