純正“水の都”ですよ。


もう、寒かったですよ。ストックホルムの空気は。
夕方になると、あちらこちらの搭から鐘の音が流れてくるのです。ロシア教会、ドイツ教会などがいたる所にあるのです。そこから聞こえた来る鐘の音は荘厳且つ 重厚です。本当に暗くなるのは9時頃なので、夕方はまだまだ明るいのですよ。そこに流れ来る鐘の音は、それはもう優しくて震えるようで、包み込むようで、何もかも洗い流してくれるようです。ラ・カンパネラという曲もこの鐘の音をピアノで表現したらしい。中でもフジコ・へミングの弾く“奇跡のカンパネラ”が私は好きです。
そして街には水の流れる音も聞こえています。
小波の音は本当に“水の都”にふさわしいと、しみじみと感じるのです。
大阪が大きな顔して“水の都”と言っているのが恥ずかしく思えたわ。ここの川から思えば大阪のんはどぶ川ですよ。
ストックホルム7イレブンでお水のボトルを買おうとしたら「ここのお水は水道から飲んでもだいじょうぶやよ」と言われました。
さすが環境を大切にする国ですね。
                   M.Y