ガツン と来る街 ストックホルム


スエーデンという響きに憧れていたけど来るとは思ってなかったよ。
まず〝福祉の国〟が大きく心を占めていた。日本とどう違うのか、どう素晴しいのか、その中に身を置いてみたかった。けど、何故か福祉大国を振りかざしているのは少し重たく感じていたし外国恐怖症があったのも事実だった。 しかし、去年のカナダへの旅が恐怖症を払拭してくれた? みたい。
車椅子でスエーデンへ行った小山内美智子さんや、木島英登さんの〝空飛ぶ車椅子〟の本を読んだ。木島さんは車椅子で100ヶ国も旅している人だ。
二人の本はものすごく面白かった。
若かったら私もやって見たかった、と思ったのがきっかけだった。それに輪を掛けるように色んな情報が入って来たんだ。
元々私は宮崎駿ファンでその中でも『魔女の宅急便』が大好きでキキが大好きなんだ。そのモデルとなった場所がスエーデンのゴッドランド島だと判ったし、画家の山本容子がホスピタルアートをやっており、手本となる子供病院を訪ねる番組をみたのだ。その病院があるのもスエーデンだった。行くしかない!
ヘルシンキ経由でやっとストックホルムに着いた。
きれい! 重厚! 大切に残し、住み続ける気概に圧倒された。

これこそが水の都や!  グリコの看板もええけど、これぞ美の街だ。
どこにいても、何所から見ても絵になる街。  
     M.Y