障害者は何処へ


震災にあわれた皆さま。心よりガンバレのパワーを送ります。
阪神淡路大震災の時にも書いた事が、今起こりつつある。確かあの時から“災害弱者”という言葉が使われだした。
あえて今私はその言葉を使う。その災害弱者のことは、全然報道の隅っこにも引っ掛っていない。日本中のメディアはすべて東北に集中している。
障害者がいないわけはないはず。なんで報道されないの?
今はそれどころではない…と言われればそれまで。結局今はあんたらの事はどうでもええ。そこまで手が回らんのや。
それにそんなニュースは視聴者を引き付けるニュースにならん。と言うわけやね。
でも、私達は遠くの地で困っておられるであろう仲間のことが心配なんだ。
何時なんどき我々の地域でも起こらんとは限らんのやで。こんな時我々にどんな救助の手が差し伸べられるのか知っておきたい。
そして今日こんな声も聞いた。その人の子供さんは自閉症で、パニックになると奇声を発する症状がある。
「もしも、避難所に行くことになっても私はこの子と家に残るだろう。他の人たちの 迷惑になるもの」と言っておられた。
福祉って、みんなの安定した生活の上にしか成り立たないものなのか。
阪神大震災から何年経っているの?  
いったい何時になったら分かってくれるねん!

せめてNHKの“きらっと生きる”のスタッフの皆さん。現地を取材して下さい。
                                     M.Y