祈りと怒りと


地震に東日本が襲われたと知ったとき、
一番最初に気になったのが原発のことだった。
悪い予想が当たり原発の不具合が段々と明らかになった。
国民に対する報道は遅れに遅れ、
専門家の説明はまったく意味をなさない。
政府は身体に影響を受けるような汚染ではないと繰り返している。
しかしそういう問題ではないのだと思う。
私ははっきりと覚えている。
関係者が繰り返し言っていた言葉を
「何が起きても日本の原発は安全です。」
あの発言は誰が言ったの?
今彼らは繰り返しこう言っている。
「我々の想定外の地震であった。」
便利な言葉だ。
ほとぼりが冷めたらまた彼らはこう言うはずである。
「今度はもっと頑丈な原発を作るので皆さん安心してください」
「私どもの原発はちょいと造りが違うので心配ないですよ。」
そんな言葉に私は絶対だまされないぞ。

shinya