ララリルルル、レレ♪


昨日、和歌山に行って思わぬ拾い物を見つけた。
見つけたのはミュージシャン。
名前を「かとうかなこ」さんと言う。
和歌山にはMYさんの新しい車が来たので、
ドライブをしながら車の特徴を早くつかもうという趣旨の、
あてのない小旅行であった。
和歌山に行った時は必ず立ち寄る「ドーシェル」で昼食を取った後、
カーナビを触りながら行き先を考え思いついたのが
和歌山近代美術館だった。
ついてまず博物館を見学したのだが
いっちゃー悪いがこれが全然面白くなくて
口直しのつもりで入った美術館で
今日コンサートが開かれるのを知った。
ていうわけで椅子に座って開演を待ったわけなのだが、
プログラムを見て仰天した。
共演「大森ヒデノリ」とある。
この方は知人のフィドロの先生であり
私は音源を持っていて
一度実際に聞いてみたいものだと
前から思っていたその人だったのだ。
がぜんやる気になっているとライブが始まった。
ステージに向かって今かと待ち構えている私達の後ろから
フィドロとアコーディオンの音を響かせながら
大森さんとかとうさんが登場した。
その途端会場が「パリー」になった。
音楽を口で表現するのは難しい。
難しいので表現するのはやめるが、
二人の演奏のクオリティーの高さ、
選曲のセンスのよさ、
かなこさんのMCの楽しさは驚くべきものだった。
私達はその感動を彼らに伝えたくて
コンサート終了後にCDを買うラインに並んだ。
お二人のCDにサインをしてもらい
しばし談笑して、かとうさんには握手までしてもらい
すごくいい気分で大阪へと車を走らせた。
早速車の中で聞いた大森さんのCDは
思った通りすでに持っているアルバムであった。
でも全然気にはしない。
昨日私は間違いなく少し変わった。
アコーディオンに対してちょっと持っていた偏見がなくなった記念すべき日である。
アコーディオンさん、今までの非礼、
ゴメンナサイ!

shinya