稲穂は輝いていた

 
奈良の友人宅に稲刈りの手伝いに行った。
家に近づくと割り箸に紙を挟んだ案内板があり
それには「いらっしゃいませ」の言葉と私の名前がのっていた。
畑の端にあった最初のものから家の入口まで
合計6本の案内板が私を導いてくれた。
聴くと今日の朝から兄弟二人で張り切って作ってくれたらしい。
こういうのはうれしい、
こういうのがうれしい。
私を待っていてくれたのだと思う。
力をもらった。
私も少し力を渡せたのかな?
そうならいいんだけど。

shinya