どうしても食べたいのです

梅雨が明けた途端カンカン照りの夏空だ。
そこへぐんぐんと入道雲のお出ましだ。そのモコモコとした丸い雲を観ているとタコ焼きを思い出した。
口の中は一遍にタコ焼きの味が広がり、喉には 冷た〜いビールが滑り落ちて行くのが蘇る。あ〜もうたまらん!
さっそく床下の物入れからタコ焼き器を引っ張り出した。手伝ってくれたIさんも、もうタコ焼きを食べるモードに突入している。
タコ焼き器はしっかりと床下で鎮座している、が、日の目を観るのは10年以上経つ代物。

御覧のとおりの有り様にて候。
丸くて懐かしい凹み具合の鉄板は流石に頑丈で痛んではいないのだけど、枠はガタガタ。コンセントもやばそう。
博物館にでも引き取ってもらわなあかんぐらいの代物。
「これはあかんで〜」
「そやなぁ」
「どうする?」「買いに行こうか」早速出発。タコ焼きを買いに行くのではない。タコ焼き器を買いに行くのである。
この発想は凄いと思う。
今日のおかずを変更する…という発想のない二人は変だと思う。

買って来て早速パソコンでレシピを探しその通りにしたのだが、鉄板が馴染んでいないのと、温度調節が分からず大失敗。
一つ一つの くぼみからスプーンですくって食べなあかんかった。
「新メニューやなぁ」「味はええわ」

絶対明日は成功させるぞ!
               M.Yです