トンネルを抜けると


昨日、無性に雪山が見たくなって
北に向かって車を走らせた。
京都を過ぎるとちらほらと雪が舞う中、
見事な雪景色が現れた。
まったく雪とは不思議なものである。
普段だと見向きもしない景色を芸術品に仕立て上げる。
美しい木々の間に現れたコンクリートの壁も
巨人が遊ぶゲーム盤のように見える。
そのまま琵琶湖の東岸を進んでいくと
美しい伊吹山が現れた。
秋に登ったときの印象に比べ非常に険しく見える。
こころがほっこりとする。
近江八幡に入って琵琶湖をめざした。
水泳場のカンバンを手掛かりに山の間を入っていくと
突然絶景が現れた。
小さいがよく整備された漁港に船が係留されている。
形の良い入り江の水は少し緑色がかったブルー。
そのずっと先には沖島が見える。
こういうのを見せられると万葉人でない私も
一句ひねりたくなってくる。
実際にはひねれなかったのだが。
こころが満腹になった後は
身体も満腹にしなければならない。
あらかじめ目当てをつけておいた東近江の蕎麦屋に向かう。
地元の人に聞かないと絶対に行けない店になんとか辿り着き
うまいソバを食った。
大きな梁と高い天井、それにまきストーブ、
窓の外には雪景色、
もう言うことはありません。(でも酒を飲めないのがつらい!)
本当にいい一日を過ごせました、感謝です。
これで当分は元気に働けます。
次のイベントまでがんばろうっと。

shinya