ちょっと広告Ⅱ

荒ぶれた絵のようで何所かかわいくて、可笑しくて、そして哀愁が漂い、青年の蒼い感情と、言い知れない不安が渦巻いている、そんなイラストを描く青年だった。そんな彼のカレンダーが出来た。

大勢の若いアーティスト達が寄りあって作ってくれたのだ。これを見てある芸術家は言った。「最初から最後まで昌弘を愛する思いが突き抜けている。素晴しい作品だ。カレンダーとして見るのではなく、一つのアートとして成立するものだ」と。うれしかった。

どうかたくさんの人のそばにおいてやってほしいのだ。

もう、この青年はこの世にはいない。光の塊の中に旅立ってしまった。

M.Y