未来に残したい日本の言葉

よく美しい日本語を将来に残そうということで
どんな言葉を残せばいいかと語られたりする。
私なら先ずは「いただきます」と「ご馳走様」をあげる。
外国ではよく食事の前に祈りを捧げる。
それはそれで私にはここちいい経験なのだが
食事が終わった後に、きまった作法というのは無いように思う。
食前に今からいただく「命」に感謝を述べ、
食後にも命をもらった気持ちを伝えるというワンセットが
私はすごく好きである。
その次にあげるのは、「行ってきます」と「ただいま」。
一人で生活をしているときに、
この言葉がどれだけ人間の生活に必要なのかが
よくわかった。
このセリフに対してもちろん「行ってらっしゃい、気をつけて」と
「お帰りなさい」は必ずセットとして欲しい。
これらの言葉のセットも欧米ではあまりないように感じる。
しかし日本でも最近、昔は当たり前であったこのセットを
省略する人が多いように感じる。
たったこれだけの短いやり取りで、
心地よく日々を過ごせる言葉達を
私は大切にしたいと思う。

shinya