アート鑑賞の秋


先日兵庫県立美術館に「だまし絵展」を見に行った。
マグリットエッシャーが好きなので
張り切って朝から大阪を出発して神戸に向かった。
入場開始の時間と同時くらいに現地に着いたのだが、
すでに駐車場は満杯である。
ガードマンの方に断って路上に車をとめ
急いで中に入ったのだが、
もうすでに会場入り口はたくさんの人で
にぎわっている。
日本でミュージアムに行って一番いやなのが
この混雑である。
特に入り口を入ったところに必ずある、
文字がいっぱい書かれた解説書きに、
人がたくさん群がっているのは、
どうも理解出来ない。
そんなん読む暇あったら
さっさと作品を見ればいいのにと思う。
作者の生い立ちや人生についていくら知っても
作品が目に浮かぶわけではない。
日本人はどうも芸術やアートを
理解しようという姿勢がありすぎるように思う。
アートは判るものでは無くて、
感じるものなのである。
好きか?嫌いか?
乱暴に言えばそれがすべてである。
解説するのは専門家のお堅い人に任せて、
アートや音楽を楽しむということを
もっとみんなやればいいのにと考える
大阪のおじさんでありました。

shinya