超豪華では無かった船旅

鹿児島から喜界島への旅は快適なものだった。
先ずは船、
最近就航したところらしく船内はまだピカピカ。
車はスロープを通じて上の階まで上げてくれるし、
その階から客室までは
エレベーターがあり、非常に便利だった。
車椅子使用者にとってはこの船が最高レベルだった。
ちなみに最低レベルも後で経験するのだが
それはもた今度。
今回の日蝕騒動で、当然のことながら船は満室、
2等船室も肩幅少しのスペースしかなく、
寝返りをうつとへたをすれば
隣のお兄ちゃんとキスをしてしまいそうである。
それはちょっと御免こうむりたい。
その隣のお姉ちゃんならどうだといわれそうだが、
それならちょっと考えてもいいかも、
いやいやそういう問題ではないのだ。
結局ほとんど共有スペースに置いてある
ソファーで寝ていた。
そこで知り合った喜界島の女性に話を聞くと、
彼女は私用で鹿児島へいったのだが、
帰りのチケットが取れずに、
何とか席は無しという条件で乗せてもらったらしい。
島の人の分の席ぐらいはちゃんと取っておかないと
いけないのではないかと
正義感の強い私は憤ったのでありました。
次回はいよいよ島に着きます。

島で泊まっていた家の隣の家、
ガジュマルに囲まれて不気味だが
魅力的だった。

shinya