おいでませ九州へ

四国の八幡浜からフェリーに乗り臼杵に渡りました。
途中、Yさんが「佐多岬原発が見れるよ」というので
ずっと見ていたのだが、
そのうちに半島が終わってしまった。
後で調べてみると原発は北側に位置し、
フェリーの航路からは見えるわけがないことが分かった。
ずっと甲板で眺めていた私の時間を返せ!
と叫びたくなる。
これからはあまり簡単に信用してはいけないと
心に誓う。
臼杵港に着いた、いよいよ九州である。
ここから鹿児島港までの道程が今回
一番の山場である。
制限速度で走り、なおかつ十分な休息をとれば
鹿児島からの船には間に合わない計算になってしまう。
仕方が無いので高速慣れしている私が
運転することになった。
道中はすばらしい景色と天気に恵まれ、
快適なドライブであった。
途中のSAで食べた食事もおいしかった!
普通のおばちゃん達が作ったとんこつラーメンは
明らかに八幡浜のチャンポンよりレベルが高く、
八幡浜の将来が少し心配になった。
市の関係者の皆さん、
もう少し研究されることを提案します。
九州を東北の果てから南の果てに縦断し、
何とか時間内に鹿児島に到着した。

待合室に入ると、いるわいるわ、
明らかにそれと分かる皆既日蝕目的の客が
わんさといる。
こちらの気持ちも盛り上がっていく。
観察してみると若者だけの客には
レゲーっぽい服装が多いように思える。
レゲエと日蝕とは何か関係があるのだろうか?
そんな中に喜界島に行くツアーの案内を見つけた。
もちろん駆け寄って話しを聞いた。
こちらが質問した答えの半分以上が理解できなかった。
ああやっと喜界に来たんだと思った。
早々と船に乗り込み(車椅子の利用者はたいてい
一番に乗り込めるように最近はなっているようだ)
雄大な桜島を眺めていると夏の真っ白な雲の間に
灰色で密度の濃い雲が現れて膨らんでいった。
噴火である。
私たちは船内にいたので分からなかったが、
外にいると「ポン」という音も聞こえたそうである。
幸先のいいスタートに
日蝕への期待も大きく膨らむ一行であった。

to be continued

shinya